パッチムの発音ルール
初級コースのレッスン3では、パッチムの発音について学習します。
このパッチムの発音が難しいと感じる生徒さんが多いようです。
パッチムの発音には一応のルールがあるにはあるのですが、ルール自体がけっこう複雑なため、最初からルール自体を覚えようとするよりも、実際に単語や文章を発音しながら、その都度発音の仕方を覚えていくほうが効率的だと私は考えています。(自分自身がそのように勉強してきたのでそう思うのかもしれません。)
とはいえ、ルールをまったく知らずに発音するのは難しいのも事実ですので、一応のルールを以下に整理しておきたいと思います。
繰り返しますが、最初からこのルール自体を暗記しようとするのではなく、実際に単語や文章を読むときに、発音の仕方に迷ったら、その都度ルールを参照する、というふうにしていただければ十分だと思います。(最初は時間がかかると思いますが、慣れてくれば楽に発音できるようになるはずです。)
1 パッチムの発音は次の7種類です。
① 「ㄱ」「ㅋ」「ㄲ」「ㄳ」「ㄺ」→「ㄱ」の音(「いっかい」の「か」の直前で言葉を止めたときの音)
単語の例 : 약 薬
② 「ㄷ」「ㅌ」「ㅅ」「ㅆ」「ㅈ」「ㅊ」「ㅎ」→「ㄷ」の音(「いったい」の「た」の直前で言葉を止めたときの音)
単語の例 : 꽃 花
③ 「ㅂ」「ㅍ」「ㅄ」「ㄼ」「ㄿ」→「ㅂ」の音(「いっぱい」の「ぱ」の直前で言葉を止めたときの音)
単語の例 : 집 家
④ 「ㄴ」「ㄵ」「ㄶ」→「ㄴ」の音(「あんない」の「な」の直前で言葉を止めたときの音)
単語の例 : 산 山
⑤ 「ㅁ」「ㄻ」→「ㅁ」の音(「あんま」の「ま」の直前で言葉を止めたときの音)
単語の例 : 몸 : 体
⑥ 「ㅇ」→「ㅇ」の音(「あんがい」の「が」の直前で言葉を止めたときの音)
単語の例 : 강 川
⑦ 「ㄹ」「ㄼ」「ㄽ」「ㄾ」「ㅀ」→「ㄹ」の音(舌の先を歯茎よりやや奥の天井部分に強く押しつけながら、「る」という感じで唇は突き出さずに舌の両側から短く息を吐く)
単語の例 : 술 酒
2 ダブルパッチムの発音の規則
① 左側の子音字を発音するタイプ 「ㄳ」「ㄵ」「ㄶ」「ㅄ」「ㄽ」「ㄾ」「ㅀ」
② 右側の子音字を発音するタイプ 「ㄺ」「ㄻ」「ㄿ」
③ 単語によって左右どちらの子音字を発音するかが異なるタイプ 「ㄼ」
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