自分の成長を感じた話
先日、上諏訪駅の近くでCDショップを経営している友達に相談したいことがあり、下諏訪駅から電車に乗って上諏訪駅まで向かう途中、たまたま車内のベンチシート(?)の私から少し離れたところに座っていた男性二人組の会話が耳に入ってきた。
二人は中国人らしく、スピードのある中国語で話をしていた。
私は思わずお尻をずらして彼らにちょっとだけ近づき、耳をそばだてて彼らの会話を聴き取ろうとがんばってみた。
聴き取れた部分もあったが、聴き取れない部分の方が多かった。
そんなことをしているうちに、電車が上諏訪駅に近づいて来た。
私は勇気を出して、彼らに中国語で話しかけた。
自分は日本人だが、毎日中国語を勉強しているというと、彼らは初め、びっくりして警戒するような顔をしたが、すぐに笑顔になった。
彼らも上諏訪で降りるとのことで、電車を降りながら、そして改札を出ながら、短い時間の中で一生懸命いろんな話をした。
彼らは京都の大学で法律を勉強しているとのことで、日本の司法書士についても知っているらしく、そのおかげで少しだけ話が盛り上がった。
後になり、わたしもこういうことができる人間になったんだなあ、としみじみ。
中国語の実力がついたということもあるけれど、それ以上に知らない人に、たいした用もないのに、こうして話しかける度胸がついたことに、我ながら人としての成長を感じました。
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