レッスンで歌を教材に使う理由
今日、韓国語の中級レッスンで、テヨンの「그리고 하나」という曲を教材に使いました。
この曲は、ドラマ「その冬 風が吹く」の挿入歌でもあるので、ご存知の方も多いかと思います。
この曲を教材に選んだのには理由があります。
今日のレッスンで取り上げた文法の一つに、
~다가 → ~していて(その途中で)
という表現がありました。
私はこの構文を目にする度に、この曲を思い出します。
歌詞の中に、
혹시나 혹시나 그대도 한번
살다가 살다가 적어도 한번
가끔은 내 생각에 가슴 시린 날이 있나요
혹시나 살다가 적어도 한번쯤은
というフレーズが出てくるのですが、この中の、
살다가 が、上記の「~다가」のニュアンスを良く表していると思うのです。
このように時々、レッスンの中で歌を教材に使わせていただくのですが、そのたびに感じるのは、歌の歌詞には、教科書などではあまり紹介されていない、だけど気持ちを表現するのにはとても重要な語彙が贅沢なほどに登場するということです。
そのため、ひととおり基本文法を学んだ後に、歌の歌詞を学習の材料に使うのは、とても良い方法だと考えます。
好きなアーティストの、好きな曲の歌詞を、単語の一つ一つまで掘り下げて、文法も含めて深く理解することで、その曲の魅力が何倍にも大きくなって感じられます。
レッスンで私が使う曲は、どうしても私が好きな曲ばかりになってしまいがちですが、みなさんも、「この曲を勉強してみたい」というご希望があれば、ぜひお聞かせいただければとても嬉しいです。
歌の中にひそんでいる韓国語の魅力を、一緒に見つけていきましょう。
レッスンのご予約はいつでも受け付けています。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
みなさんとお会いできるのを、楽しみにしています。
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